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PRINCIPALITY OF ZEON MOBILE SUIT FOR NEW TYPE
ジオングは、YMS-16系などの機体計画が提案された当初から開発が検討されていた機体で、度重なる紆余曲折と計画変更を経て、一年戦争最末期にようやく設計の完成を見たサイコミュ搭載MSである。
サイコミュは、ミノフスキー粒子の散布技術の発達に伴って無効化された電子戦、特に誘導技術をほぼ完璧に代替するシステムであった。開発の途上で、ザクをベースとする試作機MS-06Z、あるいはMSN-01など が試作されたと言われている。ただし、サイコミュそのものが、MAN-03ブラウ・ブロや、MAN-08エルメスなどでようやく 実用化が達成されたばかりであり、デバイス自体の小型化も困難であったため、機体も非常に巨大なものとなってしまった。
脚部まで完成すれば全高は30mを超えていたとされるが、前述のプランではすでに脚をオミットした構想もあった。技官が「完成している」と言ったのもあながち方便ではない。
両腕は有線サイコミュ誘導の5連装メガ粒子砲で、オールレンジ攻撃が可能である。また、頭部はコクピット兼脱出装置となっており、データとパイロットの回収率を高めている。ア・バオア・クー攻防戦時において試作機が脚部ユニットや一部装甲を欠いた状態で 迎撃戦に投入され、ガンダムとの交戦により撃破されている。
"ニュータイプの発現"という、公国の基本的理念を証明する究極のMSを目指して開発されたため、国名をとって"ジオング"と名付けられたと言われている。 その機体にジオン・ダイクンの実子であるシャアが乗るというのも歴史の皮肉であろうか。
[HGUC 組立説明書より引用]
RG ジオング
(C)=クレオス
(F)=フィニッシャーズ
(G)=ガイアカラー