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PRINCIPALITY OF ZEON MASS PRODUCTIVE MOBILE SUIT
ザクⅡ改(ザクⅡFZ)は、ザクのバリエーションの中でも最も後期に開発されたものである。機体各所にはサブスラスターが増設され、ランドセルのメインバーニアスラスターも大型化され3基に増えている。スペック的には、エースパイロット用のS型に匹敵するスラスター出力を持ちながら、操作性はF型に準ずるという隠れた名機であった。ただし、推進剤の総積載量は変わっていないため、推力全開時の作戦遂行時間は従来の半分に過ぎないとされている。
一説によれば、MS-09系(ドム系)の機体に匹敵する運動性を持っていたともいわれるが,これはその操作の容易さによるものと見ることもできる。この優秀な操作性は,以前からMS-06(ザクⅡ)を愛用していたパイロットに歓迎されたのみならず,新兵や学徒動員の兵士をも助けることにもなった。
総合整備計画が完了した段階で開発されたため、本機にはMS-14(ゲルググ)などの新鋭機との間に多くの互換パーツが使用されていた事も性能の向上に寄与している。
コクピットも統合整備計画に基づいており、第2期生産分のものが搭載されている。このコクピットは、パイロットの保護と操作系の整理が行われたことで知られている。また、メンテナンス性も極めて高く、連邦軍が採用している機種の部品も流用する事も可能であった。
MS-06FZは、ロールアウトが一年戦争末期であったこともあり、本機の生産・配備は少なく、投入された作戦も極わずかだが、頭部に追加装甲を施された機体も存在していた。これは、配備先での修理や改造の際に、パイロットの意見を取り入れて改装されたものと考えられている。
このタイプは12月13日にリボーコロニーを襲撃したMS-09RⅡ リック・ドムⅡとの混成部隊の中で目撃されている。
本機の戦闘事例としては、やはり当時中立であったサイド6におけるRX-78NT-1アレックスとの戦闘が挙げられる。この戦闘でMS-06FZは、RX-78NT-1を相討ちながらも大破させている。
ちなみに、一般的には新設計とされる本機は、実際にはすでに配備されていたF型の全面改修機であるとする説もある。また、F型はすでに多数配備されていたため、新たな型番も設ける事による混乱を恐れての処置だったとも言われている。
[組立説明書より引用]
HGUC #087
ザクⅡ改
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ザクⅡ改
フィニッシャーズがメイン
(G)=ガンダムカラー