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NEO ZEON CHAR AZNABLE'S CUSTOMIZE MOBILE SUIT FOR NEWTYPE
MSN-04 サザビーは、シャアを総帥として再興したネオ・ジオンが開発したNT(ニュータイプ)専用MSであり、新生ネオ・ジオンのフラッグシップMSである。当初、シャア専用機としては、AMS-119 ギラ・ドーガをベースとするMSN-03 ヤクト・ドーガなどが開発されていたが、スペックが要求値に達せず、試行錯誤を経て新規に大型の機体が開発されることとなった。
この機体に求められたのは、まずMSとして優秀なことで、ファンネル=ビット系の遠隔攻撃端末によるオールレンジ攻撃が可能なフルスペックNT専用機である。NT専用機はM(ミノフスキー)粒子が散布された領域で圧倒的な威力を発揮するが、パイロットに高いNT能力が求められるため稼動条件が厳しく、主力兵器とはなり得なかった。しかし、単騎としての戦闘能力が非常に高かったため、グリプス戦役の期間中に決戦兵器として徴用されたことから関連技術が発展し、人工的NTとも言える"強化人間"の育成法や簡易サイコミュとして機能する"バイオ・センサー""インコム"なども開発された。これらの技術の延長上にサイコ・フレームが誕生した。
サイコ・フレームは、サイコミュの機能を持つコンピューターチップを金属粒子のレベルで鋳込んだ構造材のことで、本来は膨大な容量を占有するサイコミュの小型化、高密度化を一挙に達成した。
この技術はAE(アナハイム・エレクトロニクス)のグラナダ工場で開発され、シャア率いるネオ・ジオンのNT専用機などに提供されることになった。
サイコ・フレームの採用により、各種デバイスのさらなる高密度実装が促進され、機体のシステム全体に余裕ができた。この事は各種アクチュエーターや装甲の強化、軽量化などのほか、機体そのものの信頼性の向上にも寄与しておりサザビーは完全に新設計のワンオフ機でありながら、並みの量産機に勝るとも劣らない安定稼動を可能としている。さらにはシャア自身の高いNT能力と相まって、当時最強のNT専用MSとなったのみならず純粋なMSとしての基礎スペックも、非常に高いレベルでバランスがとれた屈指の傑作機となったのである。
[HGUC 組立説明書より引用]
RG #029
サザビー
フィニッシャーズがメイン
(G)=ガイアカラー