カラーレシピは横画面にしてご覧ください
E.F.S.F.(LOND BELL UNIT) AMURO RAY'S CUSTOMIZE MOBILE SUIT FOR NEWTYPE
νガンダムは、シャアが総帥として再興したネオ・ジオンに対抗すべく再編された連邦軍ロンド・ベル隊のフラッグシップといえるMSであり、一年戦争でRX-78 ガンダムを駆り勇名を馳せたアムロ・レイが自ら設計した機体である。基礎設計は歴代の"ガンダムタイプ"を参考とし、その平均値に技術発展によるアップデートが施されている。また、画期的な新素材である"サイコ・フレーム"と攻防一体のオールレンジ兵器"フィン・ファンネル"を装備するガンダムタイプ初のフルスペックNT(ニュータイプ)専用機でもある。
この機体はAE(アナハイム・エレクトロニクス)のフォン・ブラウン工場で建造され、実質3ヶ月という短期間で当時最強の機体として完成した。これは、ムーバブル・フレームの工業製品およびテクノロジーとしての成熟と、AEや連邦軍のエンジニアの不眠不休の努力の賜物であり、また、アムロ自身によるMSへの深い造詣によるものであると言える。νガンダムは、NT能力を持つエンジニアが自ら開発した初めての機体でもあるのである。さらに、νガンダムがロールアウトするまでの期間、アムロはZ系の量産を指標とするバリエーション機のリ・ガズィに搭乗していたが、その経験も設計に援用されている。Z系の機体の基礎設計は、コピーが容易で堅牢な構造を持つが、その反面、操作は非常にデリケートで、先鋭的な挙動を示す傾向にあるという。その意味でνガンダムはとてもベーシックな機体であり、連邦系MSの原点に立ち返ったMSであるとも言える。
グリプス戦役以降のMSは、異業種の参入や新技術の爆発的な進化に伴って、異なるコンセプトの融合が過剰に計られる傾向があり、スペックは向上したものの、バランスを欠いた機体が多く排出されていた。νガンダムは、その傾向に一石を投じる機体でもあったのだ。
[組立説明書より引用]
HGUC #086
νガンダム
フィニッシャーズがメイン