カラーレシピは横画面にしてご覧ください
PRINCIPALITY OF ZEON GROUND BATTLE TYPE MOBILE SUIT
「グフカスタム」は、07B系の機体の内でも、一年戦争中最も後期に生産されたバージョンのひとつである。"グフ系"の機体は、06Jタイプに次ぐ陸戦用MSとして、重力下における機動性と、来るべき対MS戦闘に備えて格闘性能の向上を主な目的として開発された。改修点としては、機体の軽量化及び装甲の強化、冷却システムの大容量化、地球環境に対応した補助推進システムの搭載などであり、試作機にはYMS-07のナンバーが与えられた。そして実働試験を経て、固定武装の内装化などを施した仕様での量産が決定した。
07系の機体は、主にグラナダやキャリフォルニアベースにおいて、06J型の生産ラインを更新して量産されていたが、B3型は、ジオン本国における再設計を施された上で生産された機体パーツが多用されていると言われており、運動性、機動性共に、キャリフォルニアベース純正の機体とは一線を画している。そもそも07系の機体は、06J型の実戦投入で得られたデータをもとに、"地上におけるMSの移動能力の向上"を模索するテストベッドでもあった。そのため、開発当初からド・ダイYSとの連携をオプションとして想定した通信機能の強化が施されていたほか、"飛行試験タイプ"のバリエーションも開発されている。なぜなら、"MSの飛行"こそが07系が持つもうひとつの目的だったからである。
一年戦争の期間中に"航空機"レベルでの飛行を実現したMSは、07系の数機種を除いてほとんど存在しない。その一方で、07系の機体は軽量化と補助推進システムとの相乗効果で破格の陸戦能力を持つに至った。特にパーツ単位でのブラッシュアップを経たB3型は"グフカスタム"と呼ばれ、幾人もの"エース"の愛機として赫々たる戦果を挙げており、07系MSの最高傑作と評価するものも多い。
[組立説明書より引用]
HGUC #117
グフカスタム
フィニッシャーズがメイン
(C)=クレオス