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PRINCIPALITY OF ZEON CHAR'S CUSTOMIZE MOBILE SUIT
「ゲルググ」は、MS-06ザクⅡの後継機として、また、新たな標準機として開発された機体である。公国軍においては、初めてビーム兵器を標準装備としており、一年戦争時に量産されたMSの中では最高の完成度を持つ機体であると言われている。
言うまでもなくゲルググは、連邦軍の「ガンダム」などを強く意識した機体であり、 開発の前提としてビーム兵器の搭載が検討され、その稼働に対応した高出力のジェネレーターと、高い近接戦闘能力を有している。つまり、対MS戦闘を本格的に想定した機体であり、近接戦闘、白兵戦闘能力に加え、ビーム兵器の標準装備によって、長距離戦闘にも対応することが可能である。 何よりもそのビーム・ライフルの威力は絶大であり、戦艦並みの破壊力をこの機体にもたらしている。
開発計画そのものはかなり早い時期から存在していたものの、高度な汎用性の獲得やビーム兵器の開発などが遅れ、実戦に投入されたのは一年戦争末期となった。そのため、基本性能ではジムを大きく上回るにも関わらず、パイロットの養成や生産、配備が間に合わず、あまり大きな戦果を挙げることはできなかった。しかし、その基本性能は、一説によれば「ガンダム」をも凌駕しており、優秀なパイロットのもとに適正に配備されていれば、一年戦争の結末は異なったものになっていただろうとも言われている。
ちなみに、最初期に先行量産された25機はYMS-14とされる事もあり、シャア大佐が受領した機体もその中に含まれている。
[組立説明書より引用]
HGUC #070
シャア専用ゲルググ
フィニッシャーズがメイン